過去に失敗した投資について
損した投資は沢山あるが、大損した投資について考えてみる。
今思い出せるのはまず、
①2006年頃投資したインデックス投資。
米国とその他先進国に投資するETFにそれぞれ投資し、そこがほぼ最高値でかなりの円安時。
結局、2012年に買値の半額くらいで売却。
個別銘柄と違い、インデックスのバリュエーションを分析する事は自分にはほぼ不可能なので、急落時に保有する事が精神的に無理だった。
これが個別銘柄なら例えば、企業価値以上の現金を保有しているなどの理由で保有する事が出来る。
②あと比較的最近だと、米国株のKMIとCOP。
これらは、配当率に目が眩み、キャッシュフロー的には自分の投資基準では買うべきではない銘柄だった。
これらも、2016年初めの頃に減配を発表し、その時に損切り。
ちなみにフリーキャッシュフローがプラスだったXOMは減配せず、株価の下落も小さかった。
結局、キャッシュフロー、配当利回り、PERなどで自分の設定した基準を満たす物のみに投資すれば、大損は避ける事が出来たと言える。
市場効率説について
市場がどれくらい効率的か?
表現があいまいだが、米国大型株の個別銘柄に関しては基本的に効率的だが時々非効率が生じると考えている。
時々非効率になるのは市場参加者全体が過剰に悪材料、好材料に反応するからだと思う。
今までの自分の経験を振り返ってみても、過剰反応の後は、期間の長短はあったとしても元通りになる事が多かった。
過去のリターンが高かった投資もほとんどが過剰反応時に投資したものだった。
もし完全に市場が効率的なら来期の見通しが多少変化したくらいで大幅な株価変動はあり得ないと思う。
しかし、現実的には株価は来期予想EPSに大きな影響を受けていると感じる。
そして来期の予想EPSが大きく変化しても後から振り返るとその期のフリーキャッシュフローはさほど変化していない事が多いと感じる。
だから米国大型株に関しては、キャッシュフローに大きな変化がなければ、時々起きる暴落は買うチャンスかも知れない。
日本株に関しては大抵の場合、一部の企業を除き、より効率的に利益を出し、それを株主に還元するという前提が抜けているため投資すること自体が限りなくギャンブルに近い行為と考える。
投資におけるキャッシュポジションの割合
どれくらいキャッシュを保有するかについて投資を始めて以来ずっと考えていて未だに何が自分にとってベストか分からない。
現在は全体的に割高か?割安か?今後どう変動するか?今は資産を積み上げ段階か?資産を使い人生を楽しむ段階か?など不確定要素が多すぎる。
ちなみに未来は全く予想不可と考えている。
じゃあ、分からないのならフルポジションにするのか?事前に資産別の割当を決定するのか?
色々考えた結果、理想は通常時、株式80%、現金20%。割安資産があれば現金で買い、割高資産があれば売却。
結果的に相場が加熱してる時はキャッシュが多く、そうでないときはキャッシュが少なくなる。
で今までそれが機能してるか考えると全然。
それは下落の中盤辺りでキャッシュを使い果たしてしまい、更なる下落時にキャッシュがなく後悔する。
まぁ、買いそびれただけで損はしてないが、これは自分にとって非常に悔しい。
理想は"ボトムで買いまくる"だからだ。
しかし、未来が分からない以上、自分の基準で安くなった時点で買うのは理にかなっている。
実際は売却時の税金の関係でなかなか売却できず配当金や本当に割高なのを売却した資金で割安なのを購入している。
現在はセミリタイア中のためもう少しキャッシュポジションを増やす方向で戦略を練らないといけない。
しかし現在のような相場が加熱している(と自分が思うような)状況でも割安(と自分が考える)資産は何かしらありなかなかキャッシュポジションを増やせないというのが現状。
車の買い換えに関して
現在保有している車は、走行距離18.5万キロ、20年以上経っていて、今度の8月に車検。
エンジンは1500。
海外では全然アリだが、日本ではナシなレベル。
次の車検でそれなりに修理などで費用がかさむ可能性もあるし、10年落ち位の車ならかなり安く買えるのも分かっていて、大分前から迷っていた。まだ迷ってるけど。
自分の場合、車のようなキャッシュを生み出さないモノに必要以上支払いたくないと考える。(その割には、洋服とかは結構買っているが(笑)まぁそれは車に比べて金額がタカがしれているという事で)
新車、新古車などは購入後の価値の下がりが激し過ぎて問題外だか、10年落ちならどうだろうか?
今の車は10年超えたあたりから色々なとこに問題が出てその都度直してきた。
と言うことは、10年落ちより既に色々直してあるこの車を乗り続けるのが、コストパフォーマンス的には正解な気がするんだけどどうなんだろう?
もう3年位迷ってるがソロソロ決めないといけない。
それにしても日本は、車の維持費が高すぎる。
オプション取引に関して
以前オプション取引について少し書いたが、最近の状況に関して。
主に米国保有株に対してコールオプションを売るのがメインの取引だが、これは簡単に言うとこの価格なら売ってもいい価格に権利行使価格を設定するといくつかの本には書いてある。
例えば現在95ドルで100ドルが行使価格だとプレミアムを最初にもらう代わりに100ドルを超えたらオプション価格がマイナスになる。
自分の場合は大体現在価格の3-5%位上の1ヶ月位先のオプションを売る事が多い。
理論的には例えば毎月3%以内の上昇なら毎月オプションのプレミアムが入るという取引だが、実際は3%以上上昇する事は日常茶飯事。
自分の場合、総資産の変動を減らすつもりで始めたが、なかなか上手くいかない。原因はなんとなくわかってて欲が出て来て自分のルールを破ってしまうから。感情のコントロールが難しい。
ところでこのカバードコール、原資産の値動きと相関関係が反対になるので、保有株が普通
か割高だがポジションをキープしたい場合は、現在価格より上のオプションを売り、上昇しすぎた場合は、更に上のオプションで期限が先のオプションを売るのは選択肢として悪くはないと考えている。
自分の最近の状況は、全体的に米国株があがり過ぎてオプション取引は大幅にマイナス。
もう少しゆっくり上昇してくれるのが理想だけど、例えば株価膠着状態や軽い下落でもオプションプレミアムがプラスになり、変動を減らしてくれるというメリットがある。
大幅上昇か大幅下落の場合は総資産が減少するけど、自分は大幅下落の方が嬉しい。
なぜならコツコツ入ってくるプレミアムで安くなった株を購入出来るから。
投資における割高、割安の基準とは?②
先日、上記タイトルの記事を書いたが割安の基準しか書いていなかったため今回は割高の基準に関して。
必ずその基準で売却するわけではないが、
①per 22から25倍位。20倍過ぎたら買い増したいとは思わない。
もちろん、特別損失や特別利益は含まない純利益を基準にして。
②配当率 2%から2.5%以下。
③過去5年位の年間平均配当成長率が低いまたは、著しく低下した場合。目安として3%以下。
自分保有株だとwmtやtなど。
まぁ、tは配当性向が元々高く配当成長が低いがその分、配当率が高いのでまだ我慢できる。
しかしwmtは、まだ配当性向が低いので、配当を増やそうと思えば可能。
この辺の資本政策は経営側がベストと考える方法を採用しているはずだが、wmtは最近あまり自社株買いをせずに余ったキャッシュフローで借金を返している。この低金利でその必要はあるのかな?因みに他の保有の多くは借金して自社株買いをしている。その辺の差も株価に現れている気がするのだが…
PBRは気にしない。ROEは高いほどよいが最低7%位。通信や自動車業界のように設備といった固定資産が多くなれば当然ROEは低くなるので一概には判断できない。
国民年金の免除について
国民年金に関しては以下の場合は免除又は、減額になるのは知ってたし実際に経験した。
①所得が少ない場合
②失業した場合
だけど、一昨年の収入が一般口座の売却益の関係で所得が上がり減額されない事が分かり、また現金にもあまり余裕がなかったため未払いだった。
しかし何度も支払い催促の手紙や電話が来たため先日年金事務所に電話した。
自分は2つのバイトのうち1つを昨年秋に辞めたが、その時の離職票があればほぼ間違いなく免除になるという。かなり驚く。
だってもう1つのバイトが仮に1000万だとしても社会的弱者と見なされ免除になる可能性がたかいのだから。
まだ申請しただけなので確定してないが結果が出たらまた記事にしたいと思う。
2/26訂正
国民健康保険料ではなく、国民年金でした。
失礼しました。