市場効率説について
市場がどれくらい効率的か?
表現があいまいだが、米国大型株の個別銘柄に関しては基本的に効率的だが時々非効率が生じると考えている。
時々非効率になるのは市場参加者全体が過剰に悪材料、好材料に反応するからだと思う。
今までの自分の経験を振り返ってみても、過剰反応の後は、期間の長短はあったとしても元通りになる事が多かった。
過去のリターンが高かった投資もほとんどが過剰反応時に投資したものだった。
もし完全に市場が効率的なら来期の見通しが多少変化したくらいで大幅な株価変動はあり得ないと思う。
しかし、現実的には株価は来期予想EPSに大きな影響を受けていると感じる。
そして来期の予想EPSが大きく変化しても後から振り返るとその期のフリーキャッシュフローはさほど変化していない事が多いと感じる。
だから米国大型株に関しては、キャッシュフローに大きな変化がなければ、時々起きる暴落は買うチャンスかも知れない。
日本株に関しては大抵の場合、一部の企業を除き、より効率的に利益を出し、それを株主に還元するという前提が抜けているため投資すること自体が限りなくギャンブルに近い行為と考える。