理想の配当性向(DPR)について
配当性向とは、利益に対する配当の割合である。
どれくらいの割合が、良いのか?
これは、その人の投資スタイルや企業の成長力や企業が現在の利益を維持するために必要な投資額などにより違うと思う。
理論的には、成長が見込める新事業がたくさんあり、利益を全てそこに投資し、配当で還元する以上に利益を増やせるなら、配当はゼロが最適。
しかし、現実的にそれが継続する事はない。
だから、自分の場合は、
①まず現在の利益を維持するための再投資が、出来るだけ少なくても良い企業に投資する。
維持するためだけに再投資がたくさん必要なら、当然、投資家に還元される額は減るから。
例えば、タバコ事業とか、バフェットがいう"堀に守られてる(economic moat)企業など。
本当に優秀な企業のキャッシュフロー計算書を読むと、現状維持のための再投資がそれほど必要ではない上、勝手に毎年FCFが増えていったりする。
②そして、これらの(FCF)が多い企業でも、企業によって、ある程度は内部留保するが、理想はFCFを全て配当と自社株買いに費やしてくれる企業。
あとは、これらをホールドしてるだけで、毎年配当と利益成長による株価上昇により、資産を増やせる可能性が長期的には高くなると思う。
自社株買いか配当か?その割合は?というのは、その時の株価が割高かどうかによるが、自分はどちらかというと、全て配当での還元が理想。
税金が徴収されるが、ある程度は申告により戻る可能性あるし(配当控除や外国税額控除など)、配当をどこに再投資するか自分で決められるし、なにより配当は株価上昇による含み益と違いリアルな利益だからである。
と言う事で、タイトルの理想の配当は、100%!!
終わり)